NFC-RFID 磁性シート
NFC-RFID magnetic Sheet
NFC-RFIDシステムは SuicaやPASMOなどの交通系の非接触ICカード決済システムやEdyなどの電子マネーに採用され利便性が拡大してます。
その後、カード形態のみならず、NFC-RFID対応携帯電話「おサイフケータイ」に搭載されたことから、更に普及し、我々の生活に不可欠な技術となっています。
13.56MHzのNFC-RFIDシステムの通信には電磁誘導方式を採用、ただ、このシステムは自由空間で用いることを前提としているため、RFタグアンテナが金属に接する場合、磁束受信時により励起されたRFタグアンテナ上に流れる電流の方向に対して、近接する金属部分の表面に逆方向の電流が流れるため電流を打ち消し合い、交信距離が短くなったり作動しなくなります。
携帯電話・スマートフォンなどに搭載する場合は、必然的にプリント基板など金属と近接せざるを得ません。この課題を解決するためには、金属面である基板とタグアンテナの間に磁気シールド効果を持ち、かつ、損失の低い軟磁性材料を配置する方法が取られます。
これによって、入射磁束は高透磁率材料の層内を通り端面からリターンするため、金属面にRFタグが貼り付けられても通信は可能になります。
MS-E200シリーズは、これらのニーズに一早く対応し、高い磁気シールド効果 µ'=50 を維持しつつ、磁束の減衰を極力無くすためμ”<1.5を実現し、これまで数多くのHF-RFIDに採用されてきました。
製品名 | NFC-RFID磁性シート |
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特徴 | 低損失 |
製品番号 | MS-E** |
磁性層厚さ | 100µm 200µm |
対応周波数 | 13.56MHz、530kHz、135kHz |
透磁率(13.56MHz) | μ’ = 45、μ” = 1.5 |
材質 | 軟磁性金属、アクリルウレタン |
標準寸法 | 300mm×20M |
使用可能温度 | -30℃~85℃ |
比重 | 3.3 |
RoHs規制物質 | 含有しない |
UL | ─ |